学び直しとは・・・
現在教職大学院で「学び直しの場を設定し基礎・基本の定着を図る授業実践」について研究しています。
「学び直し」とは今回の学習指導要領で新たに加えられた配慮事項の一つです。中教審の答申(平成20年1月)の中に、中学校数学科の改善の具体的事項として、「(イ) 生徒のつまずきに対応し、時間をかけてきめ細かな指導ができるようにする。また、新たな内容を学習する際に、一度学習した内容を再度学習できるようにするなど学び直しの機会を設定することを重視する。」とあり、学び直しの機会を設定することは、生徒のつまずきに対応し、学習を確実なものにするためにも重要であることが示されています。学び直しとは、新たな内容を指導する際に、既に指導した関連する内容を意図的に再度取り上げて指導することを意味しています。
具体的には・・・
具体的にどのような場面が考えられるのか、文部科学省(2008)「中学校学習指導要領解説(数学編)」ではその例として、第2学年の一次関数の変化の割合について学習した後に第1学年の反比例の場合の変化の割合について考えさせ、変化の割合が一定でない関数があることを学習させることで、既習事項を確認すると同時に新しく学習したことのよさについて理解したり、既習事項の理解を深めたりするなど、双方向の理解が促進されるような場面の設定が考えられるとしています。
私の研究は・・・
私はこの「学び直し」について、具体的には次の3つの視点で研究しています。
1.中学校1年の数学の授業に小学校の既習内容の学び直しの場を設定した授業法の研究
2.学び直し教材一覧表の作成
3.学び直しを取り入れたドリル教材の作成と使用方法
特に1については中1ギャップの解消にもつながる最重要項目と考えています。当面は小学校と中学校1年の教科書を中心に、第1学年の「学び直し」の場を設定した授業改善について研究していこうと考えています。
2については1の積み重ねと教科書会社が作っている「算数・数学の系統表」などを参考にして一覧表にしていくだけです。
3についてはこれまで研究を進めてきて私自身が思ったことですが、本来の「学び直し」の意味を考えると小テスト、復習テスト等を使うのは質の高い「学び直し」を展開するにはあまり妥当ではない方法のように思えてきました。
私の実践事例や指導案等を使っていただいて、ご意見やご感想などお聞かせいただければ幸いです。また、中学校数学の先生方に、どの場面でどのような学び直しが考えられるか、どのような展開が有効かなどのご意見をお聞かせいただければと思っています。それをもとに考えられる学び直し場面をデータベース化指定と考えています。
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